作りたいものがありすぎる

40歳を過ぎてプログラミングを始めた人の顛末とこれからなど

Apache2.4で複数ドメインを1つのサーバーで動かして Let's Encrypt でssl対応する方法のメモ

Apache2.4で複数のドメインを当てて、Let's Encryptで二つのサイトでssl対応をした際のメモを記しておきます。

  • 要約
    • Let's Encryptで複数のドメインで証明書を取るにはコマンドがあるが、既に一つのSSL認証を取得している場合は一度失効と削除をする必要があるようです。
    • /etc/http/conf/httpd.conf の記述を /etc/httpd/conf.d/ssl.conf に転載するのが基本
    • Let's Encryptで取得したキーのありかを conf ファイルで指定してやらないと駄目
    • 何度も設定間違って再取得していると、1時間、または1週間のデッドロックを食らう
    • ドメインのアクセスには http:// https:// www. 有り www.無しの合計4パターンがあるが、今回はhttps:// のwww無しで統一リダイレクトをさせる設定にした


Let's Encryptで複数のドメインで証明書を取るコマンド

既に一つのSSL認証を取得している場合は一度失効と削除をする必要があるようです。 削除の方については以下のサイト等を参考にさせていただきました。

ajicolor.hatenablog.jp

yoshinorin.net

curecode.jp



2つのサイトでのSSL認証の取得コマンド rootユーザーになって以下のコマンドを打ちます。

例はドメイン aaa.site, bbb.siteの二つとしています。 サイトの公開フォルダはサーバー内のそれぞれ /var/www/aaa-site, /var/www/bbb-siteにあるものとします。

# certbot certonly --webroot -w /var/www/aaa-site -d aaa.site  -w /var/www/bbb-site -d bbb.site

なお、インストールの経緯でコマンドの最初は certbot-auto 等にもなるようです。

次にApacheの設定ファイルです。
/etc/httpd/conf/httpd.conf

NameVirtualHost *:80

# 一つ目のサイトの設定
<VirtualHost *:80>
    DocumentRoot /var/www/aaa-web-site
    ServerName aaa.site
    # エイリアスの指定で www 付きでのアクセスも受け入れる事が出来るようです。
    ServerAlias www.aaa.site
    AddDefaultCharset UTF-8
    <Directory "/var/www/aaa-web-site/">
        AllowOverride All

        # リダイレクト処理を行う設定
        RewriteEngine On

        # 以下の二つのドメインでアクセスがあった場合書き換え処理を行う
        # http://aaa.site と http://www.aaa.site でアクセスがあった場合、リダイレクトをする
        RewriteCond %{SERVER_NAME} =aaa.site [OR]
        RewriteCond %{SERVER_NAME} =www.aaa.site

        # リダイレクト先は https://aaa.site となる、URIのパラメーターがある場合はそのままで飛ばす
        # 301リダイレクト LはマッチしたらRewriteを止め以降のルールは無視するそうです
        RewriteRule ^ https://aaa.site%{REQUEST_URI} [R=301,L]

    </Directory>
</VirtualHost>

# ふたつめのサイトの設定 やっている事は同じです
<VirtualHost *:80>
    DocumentRoot /var/www/bbb-web-site
    ServerName bbb.site
    ServerAlias www.bbb.site
    AddDefaultCharset UTF-8
    <Directory "/var/www/bbb-web-site/">
        AllowOverride All
        RewriteEngine On
        RewriteCond %{SERVER_NAME} =bbb.site [OR]
        RewriteCond %{SERVER_NAME} =www.bbb.site
        RewriteRule ^ https://bbb.site%{REQUEST_URI} [R=301,L]
    </Directory>
</VirtualHost>



/etc/httpd/conf.d/ssl.conf
かなり前に行ったLet's Encryptが自動生成した記述があるかは不明。長い記述の一部分のみを記載

NameVirtualHost *:443
# 一つ目のサイトの設定
<VirtualHost _default_:443>
    SSLEngine on
    DocumentRoot /var/www/aaa-web-site
    ServerName aaa.site
    ServerAlias www.aaa.site

    # SSL認証キーのありかを指定する Let's Encrypt で必要な設定
    # ファイルの場所はCentOS7の私の環境の場合です。環境によって異なる可能性があります。
    SSLCertificateFile /etc/letsencrypt/live/aaa.site/cert.pem
    SSLCertificateKeyFile /etc/letsencrypt/live/aaa.site/privkey.pem
    SSLCertificateChainFile /etc/letsencrypt/live/aaa.site/chain.pem

    <Directory "/var/www/aaa-web-site/">
        AllowOverride All
        AddDefaultCharset UTF-8
        RewriteEngine On

        # https://www.aaa.site でアクセスがあった場合のリダイレクト設定になる
        RewriteCond %{SERVER_NAME} =www.aaa.site
        # https://aaa.site へリダイレクトする、URIのパラメーターがある場合はそのままで飛ばす
        RewriteRule ^ https://%{SERVER_NAME}%{REQUEST_URI}  [END,NE,R=permanent]

    </Directory>
</VirtualHost>

# ふたつ目のサイトの設定 やってることは同じですが、
# 証明書キーの設定は1つめのサイトで行っているので必要無いのがミソです。
<VirtualHost _default_:443>
    SSLEngine on
    DocumentRoot /var/www/bbb-web-site
    ServerName bbb.site
    ServerAlias www.bbb.site

    <Directory "/var/www/bbb-web-site/">
        AllowOverride All
        AddDefaultCharset UTF-8
        RewriteEngine On

        RewriteCond %{SERVER_NAME} =www.bbb.site
        RewriteRule ^ https://%{SERVER_NAME}%{REQUEST_URI}  [END,NE,R=permanent]

    </Directory>
</VirtualHost>

参考にさせていただいたサイト

weblabo.oscasierra.net

oxynotes.com

jitaku-server.com

qiita.com

www.netassist.ne.jp

hi3103.net

www.yoheim.net

近況報告

最近あんまり書いて無いですが、色々始まってます。

最近、講師から職業プログラマージョブチェンジを果たしました

5月の連休明けから、開発(PHP)の委託業務を週3日で始めました。通勤1.5時間がツライですが、お仕事をしつつえらい勉強になってます。

残りの2日は毎年やってる大学の非常勤講師(1年生にコンピュータの基礎を教える)ですが今年は色々あり過ぎて正直しんどい状況…。

現状の目標は8月から週5で通勤が辛くないPHP,Laravelのお仕事を探す事です。去年作ったwi-fiで滞在者がわかるアプリLivelynkを売るのではなく、あれを作った自分を売る、という風に視点を変えたら、40過ぎてからプログラミングを始めた人でも、けっこう高い価値が付いたみたいです。

滞在者確認アプリの現状

そのLivelynkの改修がなかなか進みませんが、ギークオフィス恵比寿ではインフラ的な位置を完全に確立して現在も絶賛稼働中です。 実はドメインの設定でやらかし連休中に数日サービスが繋がらない状態が続いたのですが、その際の不便な事といったら!みたいな感覚になったのが、申し訳なさもありますが、大事なものになっている事を認識出来た良い機会でもありました。

あの記事を書いた後から付いた機能があります。

一つはGoogleHomeとの連携、現在は人が来訪すると挨拶をさせている程度ですが、今後、価値ある情報を提供させることをするツモリです。

Livelynkサーバーからラスパイを介して、GoogleHomeにしゃべらせるというハック的な実装の詳細はともかくですが、静かなオフィスで唐突にGoogleHomeが余計な挨拶や決まりきった挨拶をする際の気まずさといったら…。新たなソリューションでこれをやってはいかん!というのがわかっただけでも大きな収穫でした。

そしてもう一つはこの場所に『行く予定』を宣言できる機能です。 元々同じ仲間の兄弟アプリ『ツモリンク』

www.tumolink.com

というのがありまして、任意の場所に今から行こうかな?というあいまいなニュアンスを宣言するアプリなのですが、この宣言ができる機能のみLivelynkに内包して実装しました。

f:id:sakamata:20190529114722p:plain

実装の際は新機能の部分のみですが、習ったばかりのテスト駆動開発を意識して、テストを先に書いて実装をして、テストが通れば実装もOK、というフローで作りました。慣れずに時間はかかりましたが、今の所大きなバグは無い筈です。(つい昨日細かな不具合報告があったけど…)

あと、簡単な実装ですが、Googleカレンダーをメインの画面に表示させる様にして、近日中のギークオフィス恵比寿のミーティングやイベントが、一目でわかる様にしました。

f:id:sakamata:20190529114825p:plain

また、Livelynkは企画や機能として何か重要なパーツが欠けている気がしているので、細かな機能追加をして使いやすさを追求しつつ、新しい価値を提供できる様なものにして行くツモリです。

その他お仕事や今後の事

また、小規模ですがプログラミングやウェブサイト制作のお仕事もいただいています。あと、現在週一で1時間だけ、プログラミング初心者の人に基礎を教えるというビデオチャットのアルバイトもしてます。という事でWord,やExcelだけでなくプログラムを人に教えられる所まで、ちょっとだけ来たみたいです。

でも、人に教える仕事ってものすごいやりがあって、自分も勉強になるのですが、時間ばかりかかってなかなか実入りが少ないのが悩み所ですね。

という事で、遠い目標として通貨や評価の新しい価値体系を作る為に、現在からの自分の価値を最大限発揮できるに様にするにはどうしたらいいのか?みたいな事を考え始めてます。

ゆるふわLaravel勉強会 (認証/JWT) 認証に関する資料

Laravel 認証についての色々まとめ

以下の記事は 2019/4/1 コワーキングスペース秋葉原Weeybleで行われる輪読会 [秋葉原] ゆるふわLaravel勉強会 (認証/JWT)のための認証に関する資料となります。

内容は以下の有志によるリファレンスサイトの記事の要約となります。 Laravel 5.8 認証

また、バージョンはLaravel 5.8.8 を前提にしています。

認証クイックスタート

Laravelインストール直後は認証系がフロント側で動く状態にはなっていないが、Controller等は既に準備されている
Controllers/Auth配下

コントローラー 用途
RegisterController 新ユーザーの登録
LoginController 認証処理
ForgotPasswordController パスワードリセットのためのメールリンク処理
ResetPasswordController パスワードリセット処理

ひとまず認証付きのアプリを作るには、まずは以下のコマンドを打って、フロント側やルーティングに認証系の処理を自動生成させる

php artisan make:auth

コマンドを叩くとファイルに記述が追加されたり、新規ファイルが作られたりする
もし認証付きのアプリケーションを作るのであればfirst commit直後位に実施してしまうのが良い

変化のあるファイルの紹介

ルーティング
routes/web.php

// 以下2行が追加される
Auth::routes();
Route::get('/home', 'HomeController@index')->name('home');

Auth::routes();で登録画面、ログイン画面、パスワードリセットのすべてのルーティングを設定してくれている、個別に編集が必要な場合は、この行を廃止して画面毎にルーティングを定義する。


HomeControllerの追加
app\Http\Controllers\HomeController.php

<?php

namespace App\Http\Controllers;

use Illuminate\Http\Request;

class HomeController extends Controller
{
    /**
     * Create a new controller instance.
     *
     * @return void
     */
    public function __construct()
    {
        $this->middleware('auth');
    }

    /**
     * Show the application dashboard.
     *
     * @return \Illuminate\Contracts\Support\Renderable
     */
    public function index()
    {
        return view('home');
    }
}

ルーティングの2行目に追加された処理を行うControllerだが、ログイン直後の画面のサンプル例となる。 ログインすると/homeに移動するので、アプリケーションの仕様に従い、表示を作り込めば良いし、Homeという名前が気に食わないなら随意に変更する


その他以下の各viewファイルが自動生成されます。

resources\views\home.blade.php
resources\views\auth\login.blade.php
resources\views\auth\register.blade.php
resources\views\auth\verify.blade.php
resources\views\auth\passwords\email.blade.php
resources\views\auth\passwords\reset.blade.php
resources\views\layouts\app.blade.php

ログイン・登録・パスワードリマインダ等のページと機能も自動で生成してほぼ機能するようになります。

ブラウザでルートのpathにアクセスすると、画面左上に[LOGIN]と[REGISTER]のリンクが表示されるようになります。


認証の動作確認

まずはDBが無いので作ります。(vagrant環境でMySQLがある前提)

$ mysql -u root -p secret
mysql> create database your_database_name;
mysql>exit

migrateしてDBにtableを作ります。

$ php artisan migrate
Migration table created successfully.
Migrating: 2014_10_12_000000_create_users_table
Migrated:  2014_10_12_000000_create_users_table
Migrating: 2014_10_12_100000_create_password_resets_table
Migrated:  2014_10_12_100000_create_password_resets_table

user table以外にpassword resetのtableもcreateされました。
これでREGISTER出来る様になりました。
登録画面に移動して、登録すると、DBにuserが生成され、ログインして/homeにリダイレクトされます。
当然一度ログアウトしてログインができることも確認できます。
また、ログイン画面にパスワードを忘れた際のMailリマインダ―がありますが、mailの設定をしないと飛びませんので、今回は割愛

以上が、クイックスタートで作られた認証の初期概要です。


認証のカスタマイズ (初級編)

初期状態は以下の様な認証の仕様となっていますが、これは簡単に変更が可能です。
以下はリファレンスサイトの内容をほぼ転載しています。

ログイン後のリダイレクト先 /homeの変更

LoginControllerRegisterControllerResetPasswordControllerVerificationControllerredirectToプロパティで、認証後のリダイレクト先の場所を定義してください。

protected $redirectTo = '/';


ログイン時のEmailをユニークな username, user_id,等に変更する

ログイン時はemailとpasswordの組み合わせが認証のデフォルトだが、emailをuser_id等に変更したい場合。

これをカスタマイズしたい場合は、LoginControllerusernameメソッドを定義してください。

public function username()
{
    return 'user_id';
}

当然user Tableをmigrateして変更したいユニークとなるカラムを追加してください。


登録済みユーザーのロール別制限 guard メソッド

webアプリを普通に作ってる場合は個人的にあまり使いませんが、APIやSPAの際にはよく使う事になるそうです。

LoginControllerRegisterControllerResetPasswordControllerguardメソッドを定義してください。メソッドからガードインスタンスを返してください。

use Illuminate\Support\Facades\Auth;

protected function guard()
{
    return Auth::guard('guard-name');
}


認証済みユーザーの取得 -Authファサード超便利-

Auth::user()->email とかでuser関連のデータをControllerやviewですぐ取得できる。
基本は認証時に行った user Tableのカラムのデータが取得できるので、自分のデータを取得したい際にとても便利に使えます。

use Illuminate\Support\Facades\Auth;

Auth::user()->email; // taro@gmail.com


認証中のユーザーか調べる -必須並みの便利機能-

Auth::check() これも 認証してる/してない を簡単に切り替え判断できる。controllerでもviewでも使える。認証の有無で処理や表示を変える際に便利!よく使う。

use Illuminate\Support\Facades\Auth;

if (Auth::check()) {
    // ログイン中の場合の処理
} else {
    // 非ログイン中の処理
}


認証済みのみ通すページをルーティングで指定

この辺はルーティングの説明時にも紹介した内容で、ルーティングrouter/でチェーンメソッド->middleware('auth')と書くと、認証時のみ有効となるルーティングとして定義できます。

Route::get('profile', function() {
    // 認証済みのユーザーのみが入れる
})->middleware('auth');

それ以外でも例えばコントローラのコンストラクタでもmiddlewareメソッドを呼べる

public function __construct()
{
    $this->middleware('auth');
}


認証回数制限

brute-force対策が最初から出来ている感じ?

Laravelの組み込みLoginControllerクラスを使用している場合、Illuminate\Foundation\Auth\ThrottlesLoginsトレイトが最初からコントローラで取り込まれています。デフォルトでは何度も正しくログインできなかった後、一分間ログインできなくなります。制限はユーザーの名前/メールアドレスとIPアドレスで限定されます。

自前のユーザー認証 (中級編)

リファレンスにある内容を紹介する
app\Http\Controllers\Auth\LoginController.php
authenticateメソッドを新たに定義する。

認証系のカスタマイズはvendor\laravel\framework\src\Illuminate\Foundation\Auth\AuthenticatesUsers.phpにあるメソッドをオーバーライドするのが応用編の入り口の様です。

ちなみに下記のIlluminate\Foundation\Auth\AuthenticatesUsers.php内のauthenticatedメソッドの実体は空メソッドで、カスタマイズ専用のメソッドである事がわかります。

    /**
     * The user has been authenticated.
     *
     * @param  \Illuminate\Http\Request  $request
     * @param  mixed  $user
     * @return mixed
     */
    protected function authenticated(Request $request, $user)
    {
        //
    }

これを以下の様にLoginController.phpに追加で記述をします。
以下、リファレンスサイトの例を転載します。

<?php

namespace App\Http\Controllers;

use Illuminate\Http\Request;
use Illuminate\Support\Facades\Auth;

class LoginController extends Controller
{
    /**
     * 認証を処理する
     *
     * @param  \Illuminate\Http\Request $request
     *
     * @return Response
     */
    public function authenticate(Request $request)
    {
        $credentials = $request->only('email', 'password');

        if (Auth::attempt($credentials)) {
            // 認証に成功した
            return redirect()->intended('dashboard');
        }
    }
}

ここで重要なのはAuth::attempt($credentials)です。
これが認証するか否かを判定できる仕組みで、引数に渡すのはモデルのカラム名となります。

オレオレの実装例

    public function authenticate(Request $request)
    {
        // login_id カラムは email + '@' + community_id(int) で構成されたユニークの文字列として登録時に保存された値、これでログイン認証を行う
        $login_id = $request->email . '@' . $request->community_id;
        $credentials  = array(
            'login_id' => $login_id,
            'password' => $request->password,
        );
        $request->validate([
            'email' => 'required|string|email|max:170',
            'password' => 'required|string|min:6',
        ]);
        if (Auth::attempt($credentials)) {
            return redirect('/')->with('message', 'ログインしました');
        } else {
            return redirect()->back()->withErrors(array('email' => 'E-mailかPasswordが正しくありません'))->withInput();
        }
    }

Auth::attempt($credentials)に渡す認証の値は追加が可能です。以下の様に認証時の条件を3つ以上に設定することができます。

if (Auth::attempt(['email' => $email, 'password' => $password, 'active' => 1])) {
    // ユーザーは存在しており、かつアクティブで、資格停止されていない
}

以降の認証に関する記述はリファレンスサイトを参考にしてください。
これ以降はケースバイケースで使用するかも。といったものが多い印象です。


よくありそうなカスタマイズについての実例など

RegisterController のカスタマイズ

ユーザー登録を行う際のvalidatorcreateメソッドの変更が必要であれば変える。
この辺は大変解りやすいコードだし、見たまんまで弄ってしまって基本OKです。
バリデートの変更や、ユーザー登録時に発行すべきカラムのデータ等を生成します。ありがちなのはユーザーの権限を初期状態で追加する。等の処理を行う事になるかと思います。

app\Http\Controllers\Auth\RegisterController.php抜粋

    /**
     * Get a validator for an incoming registration request.
     *
     * @param  array  $data
     * @return \Illuminate\Contracts\Validation\Validator
     */
    protected function validator(array $data)
    {
        return Validator::make($data, [
            'name' => ['required', 'string', 'max:255'],
            'email' => ['required', 'string', 'email', 'max:255', 'unique:users'],
            'password' => ['required', 'string', 'min:8', 'confirmed'],
        ]);
    }

    /**
     * Create a new user instance after a valid registration.
     *
     * @param  array  $data
     * @return \App\User
     */
    protected function create(array $data)
    {
        return User::create([
            'name' => $data['name'],
            'email' => $data['email'],
            'password' => Hash::make($data['password']),
        ]);
    }


認証カスタマイズ(オレオレ編)

実はAuth::user()で呼べるのは通常,user Tableのカラムだけとなります。ところがアプリの仕様上 user Tableがユニークにならない様な場合は、Auth::user() で欲しい一意のユーザーのデータが取得できず、偉い苦労しました。

どんなことをやったかというと、この記事にあるような事をしました。

Laravel 認証カスタマイズ 複数tableを結合しての認証で Auth::user() に必要な値を入れる方法

Laravelの認証機能をカスタマイズして、認証時に3つのカラム条件で認証をし、さらに認証後にAuth::user() ファサードに複数tableからの値を取得できるようにしました。

という訳で後半はこれについて説明します。

Laravel 認証カスタマイズ 複数tableを結合しての認証で Auth::user() に必要な値を入れる方法

Laravelの認証機能をカスタマイズして、認証時に3つのカラム条件で認証をし、さらに認証後にAuth::user() ファサードに複数tableからの値を取得することをしました。

環境Laravel5.6
windows10Pro 64bit
vagrant環境にて実施

そもそもの経緯として、DB構造が特殊になり、 通常の users tableのみでの認証では必要な値を取得できなくなっていました。
全体のDB設計をしてからやれば済む問題だったのですが、単数のtableでの認証を前提として、システムを作り込んでしまい。後からどうしても複数tableからの値を取得する必要に迫られて、Laravelの認証系のドキュメントやサイトをかなり読込むことになりました。

結果を先に書いておくと 複数tableをjoinしたMySQLのviewを migration で書いて、そのviewを認証用table,auth_usersとして登録し、viewから一意の値を導きます。
通常はusers tableから、 email, password と2種類のカラムから一意、かつパスワードの一致で認証をしますが、今回は unique_name, password, community_id の3つのカラム条件から認証条件を導き出しています。

table構造図

パワポで書いたのでちょっと変ですが意図は伝わるかと思います。)
f:id:sakamata:20181116045527p:plain

user は複数のコミュニティに任意に所属・登録できるというシステムで、これを中間tableである community_user でどのユーザーがどのコミュニティに所属しているかを管理しています。

さらに community_user tableにはと1対1(hasOne)の関係で追加table communities_users_statuses があり、特定のユーザーの特定のコミュニティ内での情報(権限レベルのidや表示設定、日時等)が保存されています。さらにその先には roles(権限)tableがあり、idと権限名が記載されているという、かなりがっつりなtable設計をした構造になってます。

これら

users
community_user
communities_users_statuses
roles

上記4つのtabelのからのカラムデータを、Laravelのファサード Auth::user()->name といった具合に、 Auth::user()->role も Auth::user()->user_idAuth::user()->community_id も "->"を一つ書くだけで一気に取得できる様にして、その値をアプリケーションの様々な処理のトリガーとして利用したいのです。(というかそういう風に作ってしまって後から変えるの凄いしんどい。)

まず、通常のLaravelの標準の認証系の追加をさくっとします。この辺は他のサイトにお任せします。

Laravel 5.6 認証 イントロダクション

で、色々ファイルが作られますので、それをどう変えるか、というお話です。

まず、MySQLのviewを auth_users という名前でマイグレーションファイルで作成します。通常のマイグレーションファイルの記述方法とは少し異なります。

use Illuminate\Support\Facades\Schema;
use Illuminate\Database\Schema\Blueprint;
use Illuminate\Database\Migrations\Migration;

// 認証時に使用される view  Auth::user() に収納される
// $credentials array ('id', 'unique_name', 'password' )
class CreateViewAuthUsersTable20181114 extends Migration
{
    /**
     * Run the migrations.
     *
     * @return void
     */
    public function up()
    {
        DB::statement( 'DROP VIEW IF EXISTS auth_users' );
        DB::statement( "
            CREATE VIEW auth_users AS
            SELECT
                community_user.id,
                community_user.user_id,
                community_user.community_id,
                users.name,
                users.unique_name,
                users.email,
                users.facebook_id,
                users.password,
                users.remember_token,
                communities.user_id AS reader_id,
                communities.name AS community_unique_name,
                communities.service_name,
                communities_users_statuses.role_id,
                communities_users_statuses.hide,
                communities_users_statuses.last_access,
                communities_users_statuses.created_at,
                communities_users_statuses.updated_at,
                roles.role
            FROM community_user
            JOIN users ON (community_user.user_id = users.id)
            JOIN communities ON (community_user.community_id = communities.id)
            JOIN communities_users_statuses ON (community_user.id = communities_users_statuses.id)
            JOIN roles ON (roles.id = communities_users_statuses.role_id)
        " );
    }

    /**
     * Reverse the migrations.
     *
     * @return void
     */
    public function down()
    {
        DB::statement( 'DROP VIEW IF EXISTS auth_users' );
    }
}

がっつりとview作成のSQL文を書いています。
DB::statement は通常のSQL文を書くという事ですね。 宣言の部分に use DB; は書かなくても大丈夫でした。書いたら逆にエラーになった。
で、以下のコマンドを実施

php artisan migrate

SQL文を走らせて view,auth_usersを作ります。
この方法はこちらのサイトを参考にさせてもらいました。

LaravelのマイグレーションでView Tableを作成する

これにより先ほど説明した4つのtableが結合されたviewが作成されます。
f:id:sakamata:20181116045531p:plain

viewは一つの大きなtableの様に扱う事ができます。出来上がったviewには所により同じ値が2度以上でますが、 unique_name password community_id の3つの値が全て重複するレコードは存在せず、これにより一意の認証が可能となります。

次にこのviewを認証用のtableとして使うための認証用モデルを作ります。
これは、標準で認証に使われているファイル app\User.php をコピーして書き換えました。

app\AuthUser.php

namespace App;

use Illuminate\Notifications\Notifiable;
use Illuminate\Foundation\Auth\User as Authenticatable;

class AuthUser extends Authenticatable
{
    use Notifiable;

    /**
     * モデルと関連しているテーブル
     *
     * @var string
     */
    protected $table = 'auth_users';

    /**
     * The attributes that should be hidden for arrays.
     * JSON出力の際誤って含めいない属性という事らしい
     * @var array
     */
    protected $hidden = [
        'password', 'remember_token',
    ];

    // 日時表記変更の ->format('Y-m-d') を使いたいカラム名を指定する
    protected $dates = [
        'last_access',
        'created_at',
        'updated_at',
    ];
}

これが結構忘れがちですが大事です!

次に上記の app\AuthUser.php を認証時に使うように config ファイルの model を書き換えます。

config/auth.php (抜粋)

    'providers' => [
        'users' => [
            'driver' => 'eloquent',
            'model' => App\AuthUser::class,
        ],

また、login画面のviewファイルにはコミュニティ毎にログイン画面のURLが異なる仕様となっています。
ここにformの hidden で表示されているログイン画面の community_id の値をPOSTできる様にしています。また、標準のemailの入力欄であるフォームを ユーザーID(unique_name)の入力欄に変更しています。

resources\views\auth\login.blade.php

省略
<form method="POST" action="{{ route('login') }}" aria-label="{{ __('Login') }}">
@csrf
<input type="hidden" name="community_id" value="{{$community->id}}">
省略
<input id="unique_name" type="text" class="form-control{{ $errors->has('unique_name') ? ' is-invalid' : '' }}" name="unique_name" value="{{ old('unique_name') }}" required autofocus>

最後?に LoginController を書き換えます。

app\Http\Controllers\Auth\LoginController.php (抜粋)

// 前後省略
use DB;
use Illuminate\Support\Facades\Auth;

//Class宣言部分 省略

    // ログイン時に使用するユニークであるカラムを指定
    public function username()
    {
        return 'id';
    }

    public function authenticate(Request $request)
    {
        $request->validate([
            'unique_name' => ['required', 'string', 'min:6', 'max:40',  'regex:/^[a-zA-Z0-9@_\-.]{6,40}$/u'],
            'password' => 'required|string|min:6|max:100',
        ]);

        //  該当の community_user の id を取得
        $community_user_id = DB::table('community_user')
            ->leftJoin('users', 'users.id', '=', 'community_user.user_id')
            ->where([
                ['unique_name', $request->unique_name],
                ['community_id', $request->community_id],
        ])->pluck('community_user.id')->first();

        if (!$community_user_id) {
            // 他のコミュニティで認証が取れるか?
            $result_bool = $this->CheckOtherCommunityExists($request->unique_name, $request->password);
            if ($result_bool) {
                // 他のコミュニティにいる場合中間table等にレコード追加
                $community_user_id = $this->InsertNewStatuses($request->community_id, $request->unique_name);
            } else {
                // 他のコミュニティにいない場合
                return redirect()->back()->withErrors(array('unique_name' => 'ユーザーIDかPasswordが正しくありません'))->withInput();
            }
        }

        // community_user_id を含めた通常の承認フロー
        $credentials  = array(
            'unique_name' => $request->unique_name,
            'password' => $request->password,
            'id' => $community_user_id,
        );
        // 認証許可
        if (Auth::attempt($credentials)) {
            // session にcommunity値保存
            $request->session()->put('community_id', $request->community_id);
            $request->session()->put('community_user_id', $community_user_id);
            return redirect('/')->with('message', 'ログインしました');
        } else {
            return redirect()->back()->withErrors(array('unique_name' => 'ユーザーIDかPasswordが正しくありません'))->withInput();
        }
    }

通常は$credentials の配列に email と password のみを指定して Auth::attempt($credentials) と渡してやれば認証を結果を返してくれますが、auth_usersから一意の値として取得できる条件として id を配列に追加してやります。

        $credentials  = array(
            'unique_name' => $request->unique_name,
            'password' => $request->password,
            'id' => $community_user_id,
        );

こうすることにより、 MySQLのviewで作られた auth_users table を探しに行き、一意の値を取得して認証が行われるという訳です。
ちなみにコードの中ほどの独自メソッド群は、$community_user_id を特定する処理として、認証前に値を探しに行ったり、ユーザーがまだログインしたことのないコミュニティに初ログインした際に既存ユーザーであるか?の確認をしたり、community_user にtableに値を追加したり、と、このWebアプリケーション独自の処理を色々してます。

こっからは蛇足ですが、その処理の際に、認証を全て自分でカスタマイズできそうなヒントになりそうな処理を書いたので紹介。

    // return bool 他のコミュニティに存在するかを判定する
    public function CheckOtherCommunityExists($unique_name, $password)
    {
        $hash_password = DB::table('users')->where([
            ['unique_name', $unique_name],
        ])->pluck('password')->first();

        if ($hash_password) {
            if (Hash::check($password, $hash_password)) {
                return true;
            }
        }
        return false;
    }

上記の自作メソッドは 認証時の id と password を使って、クイックスタートで作られる認証系の処理を通さないで ユーザー認証の判定ができています。(unique_name とpassword)この処理を書いていたら図らずも結構普通な感じの認証処理になってました。 なので、単純に自分で認証処理を作りたい際は上記を参考に返り値となるboolの判定を基に Auth::login($user);

とやってしまえば、ログイン認証っぽい事はできるようです。 $user はAuth::user() に入る一意のユーザーのオブジェクト(DBのrecord)ですね。ただ、tokenに値を入れたり、リダイレクト先を指定したりの処理がどこまで必要になるかは未検証です。

Laravel 5.6 認証 イントロダクション
https://readouble.com/laravel/5.6/ja/authentication.html

【輪読会資料】基礎から学ぶVue.js CHAPTER7 より大規模なアプリ開発 読書メモ

以下の記事は2019/3/28 コワーキングスペース秋葉原Weeybleで行われる輪読会
[秋葉原] 基礎から学ぶVue.js輪読会 ch7 より大規模なアプリ開発(初心者歓迎!)のための読書メモとなります。
以下の書籍の CHAPTER7 より大規模なアプリ開発 のメモです。

基礎から学ぶ Vue.js

基礎から学ぶ Vue.js

CHAPTER 7 より大規模なアプリケーション開発

SECTION 33 アプリケーションを拡張しよう

Vue.js本体は画面の描画に関わる機能しか備えていないが、以下の様なエコシステムを導入すると機能を拡張できる。

Vuex

複数のコンポーネントでデータを共有したり、アプリケーション全体の状態を一元管理する状態管理用のライブラリ

Vue Router

コンポーネントで構造化された複数の画面をURLと紐づけるSPA(Single Page Application)構築の為のルーティング用のライブラリ

Vuex と Vue Routerは機能として独立しており、状況に応じて片方だけでも構築が可能。 それぞれの特徴はCHAP8,CHAP9で解説している。

ここでは単一ファイルコンポーネントを使ったコンポーネント構築とVueCLIを使ったビルド環境の導入を前提としての説明をする。

SECTION 34 Vue CLIとは

Vue CLIとはVue.jsを使ったコマンドラインインターフェース、Vue.jsの開発環境構築が簡単にできる

ソースコードを分けて管理

分割して作ったファイルをコンパイル時等に結合して一つのファイル化させる方法

モジュール化でさらに快適に!

モジュール化で作られたファイルは多くの機能から必要なものだけピックアップして組み込める。
Vue.jsのモジュール化は「単一ファイルコンポーネント」を採用している。
単純に結合しても動くわけではなく、補完する機能として代表的なものに「webpack」といったバンドルツールがある。
webpack以外にも多くのツールの複雑な設定を自動管理してくれるのが「Vue CLI」となる

webpackとは

モジュール化した複数のファイルをまとめるバンドルツール、他にも[Rollup]や[Parcel]といった別種が存在する。詳細は公式サイトを参照の事 webpack 公式サイト

モジュール化の際は、必要なリソースだけをバンドルするようになっているので、自動的に余計なものが付かないで最小単位で出力されるようになっている。

SECTION 35 単一ファイルコンポーネントとは

「単一ファイルコンポーネント」はコンポーネントの定義方法の一つでSFC(Single File Components) とも言われる
一つのファイルで管理しきれないHTML,JavaScript,CSSを[.vue]という拡張子のファイルにまとめて管理する。

単一ファイルコンポーネントの例
Example.vue

<template>
  <div class="example">
    <span class="title">{{ text }}</span>
  </div>
</template>

<script>
  export default {
    name: 'Example',
    data() {
      return {
        text: 'example'
      }
    }
  }
</script>

<!-- scoped CSS -->
<style scoped>
  .title {
    color: #ffbb00;
  }
</style>

こいつをビルド環境でプレーンなJavaScriptにプリコンパイルする

スコープ付きCSS(Scoped CSS)

<style>タグでscoped オプションを付けるとスコープ付きCSSを利用できる。(<style scoped>)このテンプレート内でしかスタイルが適用されないようにできる。

出力される際には以下の様なユニーク属性で管理される

<div class="example" data-v-xxxxx>
  <span class="title" data-v-xxxxx> hoge </span>
</div>
span.title[data-v-xxxxx] { color: #ff0000; }

これでクラス名の衝突を気にしなくて良くなる。なお、全くクラスの指定がないとパフォーマンスが落ちるので classでスタイル定義をするのが推奨されている。

コンポーネントの扱い

テンプレート内に子コンポーネントが存在する場合、子のルート要素とスロットの要素は親と子の両方のスコープを持つ

<div class="example">
  <child-comp/>
</div>

親と子両方に<style scoped>をを指定した際は以下の様に展開される

<div class="example" data-v-aaaaa>
  <div data-v-aaaaa data-v-bbbbb><!-- このルート要素 -->
    <span data-v-bbbbb>child-comp</span>
  </div>
</div>

この様にルート要素のスタイルはどちらのファイルにも書くことができるので、柔軟にレイアウト変更が可能となる。

スコープをまたぐ設定

お互いにスコープの付いたコンポーネントから子のセレクタ .bを指定したい例
cssの場合

<style scoped>
.a >>> .b {color: #ff0000; }
</style>

scssの場合

<style lang="scss" scoped>
.a /deep/ .b {color: #ff0000; }
</style>

外部ファイルの読み込み

<template src="./template.html"></template>
<style src="./script.js"></style>
<style src="./style1.css"></style>
<style src="./style2.css" lang="scss" scoped></style>

他のマークアップ言語やスタイルシート言語の仕様

cssやscssの他に、[Pug],[Sass]を使用等をすることができる。Vue CLIで作成したプロジェクトなら、パッケージを以下の様にインストールしてから…

npm install pug pug-loader --save-dev

以下の様に書くだけで使用可能

<template lang="pug>
  div#example
    span {{ text }}
</template>

SECTION 36 ES2015モジュールの書き方

ES2015モジュールは .js でファイルを作成するが、モジュールファイルは独自のスコープを持ち、他のファイルとは切り離される、変数の衝突や他の機能への干渉を気にしなくて良くなる反面、モジュール内で定義したデータや関数は他のファイルから直接アクセスできなくなる。

モジュールを定義する

Example.js

// stateオブジェクトはこのモジュール内でしか使用できない
var state = {
  count :1
}

モジュール内のデータや関数を別のファイルに渡すにはエクスポート&インポートが必要
次の例はstateオブジェクトをエクスポートして、外部でインポートできる様にした例

Example.js

var state = {
  count :1
}
// デフォルトのインポート文で呼ばれた時に返すデータ
export default state

モジュールを使用する

前述のExample.jsstateオブジェクトをExampleという変数名でインポートした例
main.js

import Example from './Example.js'
console.log(Example.count)  // => 1と出力

このような書き方は Vuex, Vue Router ファイルを書く際に必要なので覚えておくこと!

SECTION 37 Node.jsの導入

node.jsJavaScriptの実行環境、サーバーサイドでJSを動かす際に必須
npmはJSのパッケージ管理ツール、node.jsに一体化して付いてくる。 PHPでいう所のcomposer的な奴

以下からインストール
node.js 日本語公式サイト windows10の場合はそのまま画面の指示に従いインストール
コマンドプロンプトで以下のコマンドでバージョンを出してインストールされたか確認する。
今回は推奨版10.15.3 LTS をインストールした

node -v
v10.15.3
npm -v
6.4.1

Babelとは

ECMAScript準拠およびJSXのトランスパイラ、Vue CLIはデフォルトでBabelをインストールしてトランスパイルを行う。

トランスパイル(transpile)
一言で言えば、ある言語で書かれたコードを元に別の言語のコードを生成すること。

BabelはES2015のコードを古いES5のコードに変換してくれる

ES2015のコード トランスパイル ES5のコード
const count = 1 => var count = 1

Babelの目的やメリットは最新の記法を使って書ける様にすることにある

SECTION 38 Vue CLIの導入

Vue CLIをインストール

npm install -g vue-cli

バージョンを確認

vue --version
2.9.6

プロジェクト作成コマンドのひな形

vue init [テンプレート名] [プロジェクト名]
cd [プロジェクト名]
npm install

テンプレートは[webpack], [webpack-simple]が良く使われる,他にも[PWA],[Electron]等の様々なアプリケーション用のテンプレートが公開されている。
ここでは[webpack]を使って説明をして行く

新しいプロジェクトの作成

アプリを入れたい適当なフォルダに移動(cd)してから次のコマンドを実行
(Git bashで操作)
作ったフォルダ自体が localhost:8080 の実行環境になってそのまま開発環境のsever化してくれるので、本当にフォルダの場所とか適当で良い様です。

# htdocsに移動
$ cd /c/xampp/htdocs

# プロジェクトの作成
vue init webpack vue-my-app
$ vue init webpack vue-my-app
# 質問が出るので色々選択しながら進む、今回は以下の設定で進んだ。
? Project name (vue-my-app)
? Project name vue-my-app
? Project description (A Vue.js project)
? Project description A Vue.js project
? Author (Taro Yamada <yamada@gmail.com>)
? Author Taro Yamada <yamada@gmail.com>
? Vue build runtime
? Install vue-router? (Y/n) n
? Install vue-router? No
? Use ESLint to lint your code? (Y/n) n
? Use ESLint to lint your code? No
? Set up unit tests (Y/n) n
? Set up unit tests No
? Setup e2e tests with Nightwatch? (Y/n)
? Setup e2e tests with Nightwatch? Yes
? Should we run `npm install` for you after the project has been created? (recom
? Should we run `npm install` for you after the project has been created? (recom
mended) npm

すると htdocsフォルダ内に vue-my-appフォルダが作られ、中に色々ファイルが作られる

$ ls -a vue-my-app/
./   .babelrc       .gitignore     build/   index.html     package.json       README.md  static/
../  .editorconfig  .postcssrc.js  config/  node_modules/  package-lock.json  src/       test/

フォルダとファイルの構成

[webpack]を使用した際、いろんなファイルやフォルダが作られるが、基本的に[src]フォルダ以下の物しか使わない
単一ファイルコンポーネントの[.vue]ファイルは慣例的に src/componentsにまとめる

src/main.js でコンストラクタの呼び出しが行われている

/* eslint-disable no-new */
new Vue({
  el: '#app',
  render: h => h(App)
})

開発サーバーを起動する

vue-my-appフォルダ内に cd してから以下のコマンドを入れてサーバーを起動する

npm run dev

ブラウザでhttp://localhost:8080/にアクセスしてVue.jsのロゴとWelcome to Your Vue.js App のメッセージが出力されればOK!
サーバーを起動させたコンソールは開きっぱなしにしておくこと

ホットリロード

ホットリロードはブラウザリロード不要でファイル変更の際に更新してくれる機能
vue-my-app/src/components/HelloWorld.vueファイル内のmsg: 'Welcome to Your Vue.js App'を編集して上書きすると即座ぶブラウザが更新されるのが確認できる。超便利!

プロジェクトをビルドする

実際に運用モードとしてビルドするには以下のコマンドを入れる

npm run build

数分かかる。ビルドが終わると[dist]フォルダが作成される。
この[dist]フォルダだけを本番サーバーにアップロードすれば、ローカルからのビルドとデプロイが完了する。
ちなみに以下のサポートページで、静的サイト向けの高機能なホスティングサービスNetlifyの自動デプロイの方法についての記述がある。
Vue.js+Netlifyで自動デプロイ

開発時のAPIのパス統一やクロスドメイン対策

本番環境と開発環境でAPIのパスが異なる場合や、別ドメインAPIからデータを取得する際はプロキシ設定が必要となる。config/index.jsに以下の様に記述することで切り替えができる

before config/index.js

    proxyTable: {},

after config/index.js

    proxyTable: {
      '/api' : {
        taget: 'http://localhost:8081',
        changeOrigin: true,
        pathRewrite: {
          '^api'; '/vue-my-app/api'
        }
      }
    },

例えばAPI/api/userを叩くと 異なるドメインから user のAPIを取得できるように実装がされているとする。

プロキシを使うと以下へのアクセスは

http://localhost:8080/api/user

以下の様に変更できる

http://localhost:8081/vue-my-app/api/user

より詳細はwebpackのドキュメントを参照のこと

SECTION 39 Vue.jsプラグイン

CHAPTER1で紹介されたElement,Awesome Vue,VueCurated等のUIコンポーネントや、Vuex,Vue RouterはVue.jsプラグインとして作成されている。
ここではVue.jsプラグインの使い方と自作プラグインの作成方法の紹介となる。

Vue.jsプラグインの使い方

コンストラクタを使用する前にグローバルメソッドのVue.useを使用してVue.jsに登録する

src/main.js の上の行に書く?

// VueとVuexのモジュールを読み込む
import Vue from 'vue'
import Vuex from 'vuex'
// VueにVuexを登録
Vue.use(Vuex)

スタンドアロン版でプラグインを使用する場合

Vuexの様な公式提供の奴はVue.useを使わずとも良い。
Vue.js本体を読み込んだ後にプラグインのファイルを読み込む

公開されているリソースはプラグインだけじゃない

コンポーネントやカスタムディレクティブとして登録するのものある

プラグインを自作してみる

入門向けではないが一応説明、大規模アプリの開発リソースの再利用の際にプラグイン作成できると便利だそうな。
具体的にどのファイルのどこに書けばいいのか分らずなのだが、それはここまで読んだ内容を理解してないせいか、後の章で書かれるかだと思います。

スクロール数値を共有するプラグイン

var windowPlugin = {
  install: function(Vue) {
    // プラグインデータ用にVueインスタンスを利用する
    var store = new Vue({
      data: {
        scrollY: 0
      }
    })
    // ウィンドウのスクロールイベントをハンドル
    var timer = null
    window.addEventListener('scroll', function() {
      if (timer === null) {
        timer = setTimeout(function() {
          // 200ms間隔でscrollYプロパティに代入
          store.scrollY = window.scrollY
          clearTimeout(timer)
          timer = null
        }, 200)
      }
    })
    // インスタンスプロパティに登録
    Vue.prototype.$window = store.$data
  }
}

プラグインを登録

Vue.use(windowPlugin)

すべての Vue インスタンスで使用可能

Vue.component('my-component', {
  template: '<div>{{ scrollY }}</div>',
  computed: {
    scrollY: function() {
      return this.$window.scrollY
    }
  }
})

SECTION 40 ES2015で書いてみよう

新しいJavaScriptの書き方、ES2015(ES6)は対応してないブラウザがあるが、既に説明した通り、Babelが古いJS形式にトランスパイルしてくれるので、Vue CLIではES2015形式で遠慮せずに書ける。ここではES2015の書き方の説明となる。

正直ちゃんと追って無かったので、この知識はありがたい。

変数宣言

ES5

var x = 0

ES2015

// 再代入可能
let x = 0

// 定数 再代入不可
const x = 0

ES2015はスコープで仕切られる
ES5

{
  var x = 1
}
console.lod(x) // 1

ES2015

{
  let x = 1
}
console.lod(x) // not defined

constで宣言した配列は空配列を再代入できない。か、 lengthを0にすると配列を空にできる

const array = [1, 2]
array.push(3)
console.log(array) // -> (3) [1, 2, 3]
array.length = 0
console.log(array) // -> []

関数とメソッドの書き方

functionの省略

ES5

new Vue({
  methods: {
    handleClick: function() { ... }
  }
})

function は書かなくても良い
ES2015

new Vue({
  methods: {
    handleClick() { ... }
  }
})

アロー関数

functionを省略して => で書ける関数thisの扱いが従来の関数と異なり、アロー関数式で宣言された関数は、宣言された時点で、thisを確定(=束縛)させてしまう。
その為メソッド内のthisが必要な場面では使用できないが無名関数の定義で便利とのこと
【JavaScript】アロー関数式を学ぶついでにthisも復習する話

let normalFunc = function(x){
    console.log(x);
}
normalFunc('今までの関数');

let arrowFunc = (y) => {
    console.log(y);
}
arrowFunc('アロー関数式');

STEP1

const newArray = array.map(el => {
  return el * 2
})

STEP2 returnを省略

const newArray = array.map(el => el * 2)

慣れの問題だが、ここまで省略されると認識し辛いなぁ

STEP3 複数の引数

const newArray = array.map((el, index) => el * 2)

STEP4 オブジェクトの return

const newArray = array.map(el => ({ value: el * 2 }))

簡単な奴から使って慣れると良いよ。と作者もおっしゃってます。

テンプレートリテラル

クォーテーションで囲んでバックスラッシュで改行
ES5

var name = 'hoge'
var template = '\
  <div class="template">\
    <strong>' + this.name + '</strong>\
  </div>'
console.log(template)

バッククォートで囲むだけで改行含めて受け付けてくれる
ES2015

const name = 'hoge'
const template = `
  <div class="template">
    <strong>${ name }</strong>
  </div>`
console.log(template)

オブジェクトプロパティのショートハンド

ES2015では変数名とプロパティが同じなら省略して書ける
ES5

const newObject = {a: a, b: b}

ES2015

const newObject = {a, b}

分割代入

べんりー
ES2015

// 配列要素1,2をそれぞれ変数a,bに代入
const [a, b] = [1, 2]
console.log(a) // -> 1
// nameプロパティだけ代入
const { name } = { id: 1, name: 'りんご' }
console.log(name) // -> りんご

引数のオブジェクトを分割して受け取ることも可能
ES2015

function myFunction({ id, name }) {
  console.log(name) // -> りんご
}
myFunction({ id: 1, name: 'りんご' })

v-forディレクティブでも使える

<ul>
  <li v-for="{ id, name } in list" :key="id">...</li>
</ul>

スプレッド演算子

配列、オブジェクトのリテラルを展開する  ...hoge
ES2015

const array = [1, 2, 3]
// バラバラの3つの引数として渡す
myFunction(...array)
// arrayを展開して4を加えた新しい一次配列を作成
const newArray = [...array, 4] // -> (4) [1, 2, 3, 4]

配列メソッド

findメソッド

条件に一致した最初の要素の値を1つ返す
(そういえばこういう処理、スゲー大変だった気がする)

ES2015

const array = [
  { id: 1, name: 'りんご' },
  { id: 2, name: 'ばなな' }
]
const result = array.find(el => el.id === 2)
console.log(result) // -> { id: 2, name: 'ばなな' }

見つからない場合は undefind が返る

findindex

条件に一致した最初の要素のインデックスを1つ返す

const array = [
  { id: 1, name: 'りんご' },
  { id: 2, name: 'ばなな' }
]
const result = array.findIndex(el => el.id === 2)
console.log(result) // -> 1  (indexは0始まりなので2番目は1)

Promise

非同期処理を抽象化したオブジェクト。(もうajaxとかじゃない!)
Promiseで非同期処理の完了を知ることができる。
引数としてresolve(解決した)と、reject(拒否した)のコールバック関数を受け取る。
( $.ajaxの .done .fail みたいな感じか )

成功を知る例

function myFunction() {
  return new Promise((resolve, reject) => {
    setTimeout(() => {
      // 成功したことを通知
      resolve('success!')
    }, 1000)
  })
}
// 1秒後にmyFunctionが終わった知らせを受けてthenの処理が行われる
myFunction().then(value => {
  console.log(value) // -> success!
})

拒否(失敗)した事を知る例、かつ成功、失敗の両方の処理を書いた例

function myFunction(num) {
  return new Promise((resolve, reject) => {
    if (num < 10) {
      resolve('success!')
    } else {
      reject('error!')
    }
  })
}
myFunction(100).catch(value => {
  console.log(value) // -> error!
})

成功、拒否、どちらでも処理する際はfinallyを使う

myFunction().then().catch().finally(() => {
  // 成功でも失敗でも行われる
})

Gitリポジトリからcloneして動かす際

プロジェクトフォルダをそのままリモートリポジトリに上げる。 別の環境でnode.jsをインストールして任意のフォルダで以下の操作をするだけでOK

git clone **url**
npm install
npm run dev

これだけで動く

□まとめ

  • Vue CLI はVue.jsプロジェクトのベースを構築してくれる
  • Vue CLI で単一ファイルコンポーネントを手軽に使用できる
  • ES2015以降のECMAScriptを使ったコーディングが可能、基本を把握しておく

【勉強会資料】Laravelのルーティングについてのいろいろ

以下は[秋葉原] 第二回 初心者向けLaravel 勉強会 (ルーティング/テスト)にて行われた発表用の資料となります。 Laravel5.6の有志制作のリファレンス・ルーティングや、いくつかの記事を参考にかかせていただいたものです。

ルーティング知っているようで、知らない事が多くありました。自分の書き方が古いバージョンのものだけど、動いているとか。普段は自分に必要な事柄だけしか読まないのですが、改めてリファレンスの隅々まで読んだ事で、より効率的に、汎用的な事が出来そうです。

Gitの履歴変更で盛大に失敗した話をメモベースで書く

GitHubに公開リポジトリを使ってアプリを作っているが、上げちゃいけないモノをアップしてしまったのをきっかけに色々やったメモです。要はバットノウハウ、失敗談、こんな風になっちゃだめですよという自分への戒めです。

そもそもの経緯

branchを二つ作って、個別に新機能を開発をしていた。

branchB(ゆっくり目の作業)で .gitignoreを編集した後 branchA(急ぎ目の作業)をcheckoutして別作業を続ける。

branchBでしていた .gitignore の設定がなくなった為、 branchAでgit add . すると 隠したいはずの追加ファイルがステージングに上がり、そのまま気付かずコミットしてしまう。(ぎゃー)

しばらくしてその事実に気付き、リモートリポジトリの履歴から該当ファイルを削除しようと以下の記事を見つつ試みる

Git リポジトリに上がっているファイルを履歴ごと消すには? - Qiita

Git ファイルの履歴を完全に削除する · GitHub

ところが、コマンドの意味を理解しないままガチャガチャと操作(ぎゃー)

禁断の git push -fを良くわからないまま実行する(ぎゃー)

何が起こったか?

まずはこいつを見てくれ、どう思う?

f:id:sakamata:20190302161920p:plain

すごく…複雑です。

盛大にやらかして色々やってこりゃ駄目だ終わった状態のリポジトリである。 画面にはローカルとリポートのbranch両方が表示されて同じコミットのコメントが複数にコピーされてしまっている。

何が起こったかを自分なりに理解した範囲で解説。

本当はもっと根本を理解してからまとめて述べた方が、為になると思うのだけど、自分がやりたいのはアプリの制作であってツールに振り回された顛末を詳しく分析することじゃない。従ってこんな風にややこしい自体にハマるGitという複雑なツールを理解できない俺が悪いのか、ツールが悪いのかという議論はしないし、受け付けない。(けど、こういう事じゃない?という見解は良かったらくれると助かります。)

git filter-branch --tree-filter "rm -f [消したいファイルパス]" HEAD

このコマンドですべての履歴から特定のファイルの履歴を消せるとあったので消したが、 上記サイトを参考に実行した、このコマンドかこの後行った操作が、どうも過去の履歴に渡るコミット時のhash値を変えるという操作だったらしい。そもそも変更されたファイルの状態からhashを生成しているっぽいので、もしかして履歴が変わればhash値もブロックチェーン的に変わる感じかな?

で、Gitのそもそも論の記事がある。

P117~P146あたりにrebase絡みでコミットのリビジョンについての解説がある。で、おそらく状況としては、履歴の書き換えをすることで、rebaseに近いhash値の書き換えが発生、それに気づかないまま、強制pushであるgit push -fを怖さも知らずに実行し、ローカル、リモート、それぞれで古い履歴を消さないまま、良くわからず複数のbranchで履歴の削除を繰り返した結果、複数の履歴が存在し、収集が付かなくなった。という事の様だ。

こえーよ、Gitまじこえーよ。理解してない人間が使っちゃいけないオーバーテクノロジーだよ。

そもそもの問題の発生は .gitignore ファイルを編集した状態で別branchをcheckoutした事が原因でこんなことになるとは思いもよらなんだ。カスケード破壊ってやつですか。

という事で、理解するのは諦めてこの後、何をしたかという話ですが…。

実は、履歴の変更をしようと決めた時点で、リモートリポジトリ非公開にしてから潰すつもりだったので、ローカルリポジトリにバックアップを取って、上みたいになるまで安心して弄り倒して壊しまくってました。

現在はバックアップを取ったリポジトリのbranchを整理してから master branch で該当ファイルの履歴からの削除を行いました。ヤバいファイルを履歴から完全に削除したのですが、どうもこれで コミット時のhash値は、初期のオリジナルの物とは変わってしまいました。どうもそれは仕方のない事らしいというのが昨日今日で調べた範囲で判明している事です。(そんなこと無いって見解と知識が欲しい)チーム開発でこれをやったら終わりですが、ほとんど個人でやっていたので、リセットさえすりゃ簡単な事態であった事は確かです。 しかし、これチームで履歴の編集をやらかす事態が発生すると、チーム全員に一旦 Cloneでやり直しをさせるって事になるのか…。これは申し訳ない事態だ。

Laravelの場合はせいぜい .envファイルのコピーと storage/log の chmod 777 位の手間ですが、他のプロジェクトでは色々面倒な初期設定も他のメンバーにしてもらわんといけないかもなので、履歴を書き換えるような事態は発生させてはいけませんね。

閑話休題。現在は奇麗になったリポジトリを再度リネームしてGitHubに上げたのと、開発環境から本番環境にpushするだけでデプロイできるようにサーバー側も再設定しました。(本当はSeleniumを挟んでデプロイ出来るような環境をそろそろ作りたいのですが)

今回のリポジトリの再設定の際は、これまで sourceTreeに頼りっぱなしでコマンドラインをあまり使ってませんでしたが、VPSサーバーにpushする際の.ssh/config やGit configをそこそこ設定したり、testでcommitした際は全てコマンドラインで作業を行い。以前よりはGUIに頼らず操作ができる様になってきた感じです。ですが、やはり分岐しまくったbranchの状況を追うにはGUIでの可視化が便利ですね。

という訳で履歴管理ツールに悩まされるなんていうアホな事態はとっとと終わらせてモノを作ります。